多い月だとA4のアンケート用紙約600枚ほど回収しており、分類や集計作業に毎月半日以上費やしていました。集計後も、回答結果を1枚1枚確認し、EXCELに入力しまとめていく作業に最大5時間ほど要していました。
また、稼働によりますが、毎日約170~180枚のアンケートを配布しており、インバウンド用アンケートは全て印刷会社に依頼していたため、更なるコストを要していました。
当館では、“トヨタ生産方式”を取り入れており、無駄を徹底的に無くしていこうという方針がありました。 「今のやり方に無駄はないか?」という考えのもと、アンケートのデジタル化を行うことになりました。
全て紙の運用だったアンケートをオンライン化させることに。
Kotozna In-room画面上からアンケートページに飛ばせるため、リンクを別にご案内する必要なくスムーズに誘導ができるようになりました。さらに外国語でも表記してくれるので、あえて多言語のアンケートを準備する必要がなくなりました。
1. 誘導しやすいように、複数の入り口を設定
“お知らせ欄”は、1番最初に目に入る項目のため、ここにWEBアンケートへの入り口を設けました。
また、メインメニューにも“アンケート”を設定し、1つの入口だけではなく、複数個所からアクセスできるよう工夫をしました。
さらに、フリーコメント部分のみ紙アンケートを残していますが、WEBアンケートに直接飛ぶQRを掲載しています。
2. Kotozna In-room利用率UPのための取り組み
利用率を高めることで、アンケートの回答率UPにもつながるため、
下記の取り組みを行っています。
・チェックイン時の書面にKotozna In-roomの案内を掲載
・客室の一番目立つ場所に客室用POPを配置
・ゲストからの質問に「こちらのQRに情報が掲載されています。」とご案内
・水明館公式youtubeチャンネル「すいめいちゃんねる」にて
Kotozna In-room紹介動画を配信
お知らせ欄での案内▼
メインメニューからの誘導▼
1. 印刷物のコスト削減(紙代、印刷代)
自由記述欄のみ手書きアンケートを併用しているものの、用紙サイズが従来の半分で済むようになり、紙代や印刷代を約半分に減らすことができました。多言語のアンケートも新たに用意する必要が無くなりました。
懸念していた年齢層の高いゲスト(50代~70代)にも、ご利用いただけています。
2. 集計時間と社内会議資料の作成時間短縮
導入後、集計作業と集計結果をExcelに転記していた作業が不要になりました。
全て打ち込む必要があったフリーワードも、現在は手入力する手間が省けました。
また、これまでアンケート集計結果を元に、データを加工し会議資料を作成していましたが、回答結果が質問別にグラフで表示されるため、そのまま会議資料として利用できるようになりました。
現在はスタンダードプランを利用していますが、将来的には回答者の年代や性別毎など、お客様のセグメント別にトレンドを把握していきたいと考えています。
そのため、クロス集計や詳細なアンケート分析のできるプレミアムプランを検討しております。お客様からの声を効果的に分析し、マーケティングに活用していきたいです。インバウンド再開後の活用にも期待しています。
下記QRより、アンケート回答画面および、回答結果画面のサンプルをご参照いただけます。詳細は、Kotozna In-room事務局までお問合せください。
◆PCからも閲覧可能です◆
Kotozna In-room にアンケートリンクを設定することで、様々な情報を一本化することができます。
「アンケートメニュー」や、「お知らせ欄」をご活用ください。