“スタッフ一丸となって取り組むことで、
業務効率化やお客様満足度向上に繋がりました。”
ホテル紅や様
昨年4月の導入以降、ゲストからのお問い合わせやチェックイン時間を大幅に削減いただいたホテル紅や様。ゲストに見ていただくことを社内全体の共通目標に掲げ、日々のオペレーションや情報登録を工夫されています。
今回はホテル紅や様の事例を詳しくご紹介いたします。
1.導入前の課題と導入による効果
紅や様:導入前は、紙資料が多く存在しており、シーズンごとの入れ替えや内容のチェックに手間と時間を要していました。
アフターコロナで今までの仕事内容、量、質も一新しないといけないという事もあり、また会社全体で取り組んでいこうとしている「DX化」にも力いれていかないといけない時にKotozna In-roomを知り、初期工事が一切不要で始めやすかったため、導入を決めました。
導入後、チェックイン時間と内線の問い合わせは格段に減り、その分後回しにしていた仕事へ充てることができ、一人一人の余裕もでてくるようになりました。
またシーズンごとに客室インフォメーションの入れ替えをしていたので、その手間がなくなったのは大きいです。加えて客室内に設置していた季節ごとの案内を全て撤廃したことで、紙の削減により印刷物のコスト削減にも繋がっています。
導入して間もないころ、アンケートで「Kotozna In-roomのサービスがとてもよかった」というご意見をお客様からいただいたことがあり、お褒めのお言葉が大変うれしかったです。
フロントでのご案内を徹底
「とにかくQRをお客様にスキャンいただくこと」をフロントでの目標に掲げています。
チェックイン時にお客様へお配りするご案内書面に、共通QRを印字しています。口頭でのご案内は特に重要な項目のみにとどめ、「こちらのQRまたは客室内のPOPより館内案内をご覧ください」とご案内しています。
また以前のご案内書面には内容もたくさん載っており、字が小さく見にくいこともありましたが、お伝えしたい情報のみを載せる事でシンプルな書面に変更できています。
ホテル紅や様のフロントで配布いただいている書面。Kotozna In-roomのQRコードを掲載し、詳細の情報はスキャンいただくようご案内いただいています。
※共通QRとは
お部屋置きのQRとは別に、チェックインツールやフロント等でご案内できるQRです。こちらのご活用により、スキャン数を増やすことができます。
POPの置き方にも工夫
客室内POPは、お部屋に入って一番目立つ場所に設置しています。お客様がお休みになるスペースにPOPスタンドのみが置いてあるため、お客様も「これは何だろう?」と興味を持ってくださっているようです。
実際のお部屋の様子。テーブルの上にはPOPだけが置かれています。
社内全体を巻き込んだ体制づくり
担当者1名だけでは日々の情報更新やメンテナンスに限界がありますので、導入時に関係する各部署それぞれにKotozna In-roomの担当者を設けました。その各担当者がこまめにゲスト画面を確認し、最新情報をお客様に提供できるようにしています。
最初は現場の負担が増えることを懸念する声もありましたが、お客様が見てくださっている画面やデータを皆で共有することで、モチベーションアップに繋げています。
設定にも一工夫を
ダッシュボードを確認する中で「お知らせ欄」が一番閲覧されていることが分かりました。
そのため「お知らせ欄」から色々な情報をキャッチでき、できる限り少ないタップ数で済むような画面作りを心掛けました。
当ホテルにしかないようなイベントや、割引情報を画像付きで一覧にして掲載しています。
地域色、季節感のあるラインナップを揃えており、お客様の閲覧も多いです。
内容の充実さと、画像にこだわって設定しました!
スタッフからのヒアリングと、内線で多い問い合わせをピックアップしました。
このページのおかげで問い合わせの数が格段に減りました!
一覧表示の先に、もう1ページあることがゲストに伝わりづらいと思ったため、赤いハイライト表示部分に「こちらをクリックすると詳細が見られます。」と入力しています。
貸切風呂の予約状況を毎日14時にお知らせ欄に更新しています。
これを見てお客様が予約したいとお申し出くださることが増えました。
最初は毎日更新するのが大変ではないか?という現場からの懸念の声があり、他の有料の予約システムの利用も検討しました。ですが、まずはお金をかけることなく手動でやってみたところ、慣れてしまえば差し替え作業自体は手間とは感じないほど、今はどのスタッフでも作業ができるようになり、通常のオペレーションに加えることができています。
※別館への行き方はYouTube動画を埋め込んでご案内しています。
こちらの動画も社員で撮影、編集しておりお客様にご好評をいただいております。
JTB小林:スタッフ様が一丸となり、ホテル全体の情報発信を効率的、かつ効果的に実現されている好事例です。
一部のメンバーで頑張っても社内全体のモチベーションにつなげるのはなかなか難しいですが、各部署に担当者を設けることで社内全体を巻き込み、最新情報を常に提供できる体制を築いていらっしゃいます。お客様のユーザビリティを意識したゲスト画面の工夫も素晴らしいです!
実際に、「ホテル紅や様がご利用しているのを見て…」という形で周辺の施設様よりお声がけをいただくこともあり、Kotozna In-room事務局としても大変感謝しております。